キャリア20年美容師が1000円カットに転職しました

キャリア20年美容師が1000円カットへ転職しました。日々感じること綴っていきます。

2014年10月10日

凄い掟その1

この会社に入って驚いた事は低料金を実現させる為の決まり事でした。

普通の美容室であれば美容学校で学んだ常識的理論からさほど外れる事が無い程度で技術が行われますが、ここでは速さと節約を追及した工夫が数多く存在します。その考え方は成る程と思う事もあれば、それはいかがなものかと思えるものもあります。

まずカラーからですが、カップは持って薬を塗布します。

これは、ワゴンを使わなくて済む事と塗布の連続性をあげる為だと思われます。

お客様の大半は白髪染めのリタッチの為、塗布順序のマニュアルにそって塗れば約5分〜10分で終わる事ができます。今までは恐らく20分はかかっていたと思います。

お客様から毛先まで塗って欲しいという要望があっても極力根元のみ塗るように説得することが多くこれは時間と薬の節約のためです。

ヘアマニキュアですが、塗りは変わりませんが根元のみの塗布が原則で、無くなりかけたチューブはシボレーで限界まで絞った後、コームが届く範囲ではさみでチューブを切り、切ったチューブにコームを突っ込んでそこから薬を取って塗ります。

私は最初、お客様の見ている所でこの切ったチューブから薬を取って塗る動作が貧乏臭い気がして本当に嫌でした。しかし現実は切ったチューブに残る薬の量は結構あるもので、場合によっては毛量の少ない方は足りてしまう事もあるのです。チューブに残った時は絞った側のチューブを蓋にして又使えるように保管します。

作業の最中に無くなるとその度チューブを切って使う事は大変面倒な事ですが、薬を絶対に無駄にしないという心構えは感心してしまいます。

ヘアダイの薬の塗布量の規定はありますがそれはどこの店にもあることですが、ここでは残してしまった薬は箱に記載された薬の番号の切り抜きを全種類作っておき、残った薬カップにラップを被せその上にそれを乗せて目印とし、他の人に使ってもらうようにします。

すばらしい考え方ですが、余り時間が経った薬を使いまわす事は理論上問題ありだと思っています。単に薬の量を割り増しするだけで効果的には間違っている気がします。ひどい時は前の日使った薬も置いときます。

そして薬の1日の分も決まっています。使いたい薬が切れた時はそこにある薬を調合してそれに近いものを作り間に合わせながら1日のお客様分を消化します。これも薬が殆どなくなっている状態の時は余りに困って頭にくることもありました。

こんな感じでとにかくビックリなんです。でもお客様からのカラーの需要はかなり多い事は確かです。

薬はこの会社用の特別発注なのでかなりの低コストだと思います。

色んな面で勉強になる会社です。

次はパーマについてお話したいと思ってます・・・




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